DXハイスクール

本校「高等学校DX加速化推進事業(DXハイスクール)」の概要

小牧工科高校「DXハイスクール」イメージ図

1 指定年度(2024年度)に取り組む内容

① 教育課程の変更
 令和5年度から検討を開始した令和7年度入学生用の教育課程を令和6年度中に確定し、本校のWebページに公開します。
② 実習テーマの開発
 機械学習を用いた対話型ロボットやレーザ加工機や3Dプリンタを用いたデジタルものづくり、スマートフォンの対話型アプリケーション等を題材にした実習テーマを開発します。単なる製作体験に留めるのではなく、ユーザー目線のものづくり学習ができるよう創意工夫します。
③ 高大連携の充実
 本校、豊川工科高校と愛知産業大学との教育連携協定を締結させ、DXハイスクール事業の推進を加速させます。具体的には、愛知産業大学スマートデザイン学科での職員研修、実習テーマの開発を行うとともに実践状況の評価等を行います。

2 指定期間(2024~2028年度)に取り組む内容

① 進路先との連携
 本校生徒の就職・進学先が高校生に求めるデジタル技術について、意見をいただき授業等に反映させます。また、企業や大学関係者に直接、来校いただき出前授業、実習テーマ開発、成果の視察・助言等をいただく機会を設定します。
② 地域貢献
 地域の小中学生を対象とした「デジタルものづくり教室」を開催するなど、本校の教育で培った技術を使い、低年齢層のDX教育に貢献します。
③ 情報発信
 上記②や本校の授業内容をWebページ等に公開します。これらのコンテンツは日頃の学習成果を生かす機会と捉え、課題研究や部活動等の一環として生徒自ら企画・制作できる環境を整備します。また、制作したコンテンツは教職員、地域、生徒や保護者から閲覧者目線での評価を受け、日々改善させます。グループで協働したコンテンツ制作をとおして、自らが制作したコンテンツを公開することで社会に与える影響についても体験的に学べる機会とします。

3 その他、デジタル人材育成のために特に効果があると考え、実施する取組

① カリキュラムマネジメントへの反映
 DX実現に向け、教職員、地域、生徒や保護者からの意見を集約し、目指す生徒像の共有を図ります。本校では、すでにDXハイスクールによる教育内容・教育効果のイメージ図を作成し、教職員への周知、連携協力校への協力依頼等に活用しています。このような取組によって、DXに対応したカリキュラムマネジメントを実現します。
② 教員研修の充実による授業改善
 DX化の実現には、施設設備を充実させるだけではなく、教職員が新技術に関する知識、技能を身に付けられる機会を設けることが重要です。具体的には、本校で企画するAI、データサイエンス等に関する技術講習会を全職員対象に開催したいと考えています。特定の教科・学科教職員を対象とするのではなく、全ての教職員が授業の中で、どのような活用法があるかを検討し実践させ、その内容を共有できる仕組みづくり行う予定です。